令和2年度が幕を閉じて、早2か月が経ちました。
後半からブログ更新が止まってしまい、大変失礼しました。
思い返せば、2020年4月。
認可保育園が多数開園されたこともあり、継続のお子さんが極端に少なく、また、入園のご辞退が相次ぎ、0歳児2名、1・2歳児10名少々にて始まった令和2年度。
慣らし保育期間が終わったと同時の「緊急事態宣言」による応急保育の1カ月半近くは、施設長、主任、代表の私の3人が保育を担い続けました。
認可保育園とは異なり、お子さんの数が少なければ運営費は赤字です。
退職した保育士の代替入社を採用することもできず、メンバーも試行錯誤の日々でした。
途中、区外への転居、ご近所の保育施設の空きが出ての転園等もあり、お子さんは減りましたが、大人もお子さんも少人数な分、それぞれとの関係性が丁寧に築けた部分がありました。
それでも、9~1月にかけて、それぞれのクラスにお友達が増え少し賑やかな生活になりました。
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2月の節分の日
「ウイルスに困っている赤鬼さん」
が、サン・ベビーに迷い込みました。
それぞれのお子さんが製作した鬼のお面を付けて、テトラパックに入った甘納豆を投げて、鬼さんについているウイルスをやっつけたら、鬼さんは笑顔で「ありがとう」とお礼を伝えて帰っていきました。
(画像が、粗くてすみません)
最初は、「お子さんたちが泣いた時用」に設えていた避難場所で泣いていたお子さんも、頑張って投げていました。
「豆を投げつける」
という行為は、通常の生活では好ましくない行為です。
「鬼に対する恐怖心」
は、教育的であっても不必要な経験と考える私たち。
「達成感」
こそ、育んでいきたい心情です。
一年前は「迷子の赤鬼」
令和2年度は「ウイルスに困っている赤鬼さん」
令和3年度は、どんな鬼さんが来るのかなぁ?
(先生方、いろいろ考え合ってみましょうね^^)
東京の2月はとても寒いし、乾燥している時期でもあります。
それでも、お天気の良い日には、公園にお散歩です。
1~3月のひよこ組さんのお子さんたちの年齢差は、1歳以上ありました。
令和3年度には1歳児に進級するお子さんはもちろん、引き続き0歳児のお子さんも、
そんな異年齢0歳児という異例のクラス編成でしたが、戸外で太陽の光を浴びながらハイハイをしたり、探索をしたり、思い思いに楽しく過ごしました。
2歳児2名、1歳児11名といううさぎ・きりん合同クラスも、戸外で元気に遊びました。
「上着を脱ぎたーい!」と自ら上着を脱ごうとするお子さんも。
上着のファスナーは締めるより外す方が容易なため、お子さんが自発的に衣服の着脱をしようとトライする機会に繋がりました。
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3月
ひよこ組のお子さんたちも、生活の場として生き生きと、楽しく毎日を過ごしていました。
成長の記念の足形取り。
お子さんたちは、「にっこにこ」であったり、「ん?これなに?」の不思議顔であったり、きょとーんとしていたり、色々な表情。
先生方にすっかり慣れ親しんでいたこと、絵具を手でぐにゃぐにゃして遊んでいたこともあってか、拒否感なく取り組んでいました。
0歳児さんのお誕生日会。
3月のお子さんは、大きなスペースで、1・2歳児のお兄さん・お姉さんたちにお祝いしてもらいました。
プレゼントを渡す側のお兄さんが緊張する姿からは、生まれ持って「責任感」があるのかな?
1・2歳児のお子さんたち、お当番活動も楽しく取り組み続けていました。
先生からの質問に、満面の笑みで応える姿に一同大喜び。
環境の変化に敏感なお子さんですが、これだけの笑顔を見せてくれたことは、保育という営みにおける大きな喜びでした(^^)
一つ前にも簡単に綴りましたが、1・2歳児のお子さんたちは、遠足を存分に楽しみました^^
3月になると、「お別れ」を意識し始めた様子のお子さんたち。
いつも以上に、笑顔で近づいてきては、べったりとしてくれる姿が見られました。
通園先が変わっても、サン・ベビーと同じように、ちゃーんと大事にしてくれる先生方がいるからね。
そんな思いを持ちながら、笑顔で「大丈夫だよ」と頭を撫でて過ごしました。
3月最終日。
個人的には、保育以外の業務に追われてしまい、卒園されるお子さんたちの保護者の方々としっかりご挨拶ができなかったこと、また、翌日には、お子さんたちがもう登園してこない寂しさが、じんわりと染み入りました。
1年間、共に過ごしてくれた、お子さんたち、保護者の皆様、先生方。
本当にありがとうございました。
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