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休園措置の副産物

  • 執筆者の写真: YS
    YS
  • 2020年5月22日
  • 読了時間: 3分

1都3県を除いて、緊急事態宣言が解除されましたね。

東京在住、在勤の皆さまにとりましては、様々な思いを抱かれていることと存じます。


実は、サン・ベビールームはここ数年、激動の日々を過ごしております。 5年前、他保育室と合同での新規認可保育園立ち上げがあり、施設長とベテラン保育士4名の移動が生じ、新米保育士の私が責任者となって運営をリスタート!

更にサン・ベビールーム自体も認可保育園への移行計画が勃発!

「保育室だからこそ勤務したいと思っていた・・・」

と、認可保育園になることへの見えないプレッシャーにより退職された方も複数いらっしゃいます。。。

一方で、保護者の皆さまからは、

「遠くに行かないですよね?」

「今度は5歳児までやってもらえるんですか?!」

等と、ご質問やご期待をお寄せ頂きました。

ありがとうございます。


お陰様で、現在地から2分ほどのところで、2021年度に2歳児までの認可保育園に生まれ変わるべく、現在、様々な取り組みを行っています。


この取り組みの一つには、当然保育現場における「保育内容の見直し」も含まれます。

「生活の流れ、本当にこれで良いのかしら・・・」

「今ある玩具、どのように配置したらもっとお子さんたちの遊びが充実する?」

「どんな玩具を増やしたら、より良い保育になるのかしら・・・」

「たくさんある絵本も、整理したら、もっと欲しい絵本が見えてくるかも?!」


普段は日々の保育に追われてしまう保育者の皆さんですが、この新型コロナウイルス感染症の影響による休園措置を受けて、現場を離れて、俯瞰的にあれこれ見たり考えたりしてもらえる時間を持ってもらえました。

途中、保育者の皆さんがどのようなことに取り組まれていたのかの報告を頂きましたが、教材研究をして頂いたり、玩具や絵本リストを作成してもらったりするなど、非常に有意義な期間を過ごして頂いたような感覚があります。

保育への想いある保育者の皆さまに、感謝しかありません。

本当にありがとうございます!


さて、本日、応急保育のために久しぶりに出勤した、勤続年数最年長のM先生。

「やっぱり出勤するのは気持ちが違いますね~」

と、いつも通りの穏やか&ニコニコ笑顔。

お子さんと関わるのもとても嬉しそうです。


そして、本日の応急保育は早いお迎えだったため、午後の時間にM先生は、ご自宅で用意してきた小さくて大量のラベルを並べて、あることに黙々と取り組んでいました。


ご存知の方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが・・・

サン・ベビールームには、絵本が本当にたくさんあり、1~2歳児になると、給食の後の午睡までの時間は、一人一冊ずつ絵本を手にしています。 この大量の絵本たち。

保育者が読み聞かせに用いる絵本、お子さんが手に取り自分で楽しむ絵本といった種類分けも、季節による入れ替えも、保育者の先生方の感覚にお任せしていた部分があります。

この大量の絵本に対して、自ら手を上げてくれたM先生。

事前に絵本リストを作り、更にご自宅でラベルを作り、今日はそのラベルを貼ってくれました。


(この写真はほんの一部です。恐らく1割にも満たないかと。。。)


夕方になり

「貼ってみると、あ!まだこんなラベルもほしいな!って思ったので、また作ってきます!」

と、笑顔で退勤されました。


そろそろ緊急事態宣言も明けるかもしれませんが、この期間でパワーアップした保育者の皆さんの保育、そしてそこに溢れるお子さんたちの笑顔や充実感が楽しみです(^^)


今日は、いつもと視点の異なる、運営者としてのブログでした。

長文にお付き合い、ありがとうございました。

 
 
 

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