夏を迎えた東京は世田谷区三軒茶屋。
サン・ベビールームには、お子さん2名以上は寝転がれる可動式の「プール」があります。
↓↓↓↓↓↓ こちら ↓↓↓↓↓↓
ここに水を10cmほど入れて「プール活動」としています。
他にも大小いくつかのタライがありますので、そこに水を入れて行う「水あそび」も、プール活動と同じく、サン・ベビールームの夏の風物詩です。
この10年近く、お子さんたちを一人の人として尊重することの大切さが認識されたことにより、保育を取り巻く事柄も変容し続けております。 その影響は夏ならでは水を用いた活動にも。
シャワーや着替えの際、お子さんの全裸が、例え同じクラスのお子さんであっても、保育者以外の他の人の目に触れることは絶対に避けなければなりません。 そこでサン・ベビールームでは、園庭のシャワースペースを使用する場合、カーテンで覆って個室を作り、カーテンから出る前にお子さんにラップタオルを羽織らせて、園舎内のお着替えスペースまで移動します。 以前は衛生の観点から0~1歳児さんも水着を着るものの、水の中に入る場合には一つのたらいに1人までとしていました。
でも、2人で一緒に入りたくなったり、たらいの水を飲もうとしたり。。。 そこで、現園舎に移転してからは、たらいに水を入れて、洋服を着たままのお子さんたちがたらいの外から水に触れて遊ぶようにしています。
このような夏ならではの水あそびですが、実は今年の夏を迎える前に、園に一通の通知が届きました。 「水あそびにも、園児と遊ぶことなく、全体を見る監視役を付けること」 と。
思い返せば7~8年前でしょうか。 「園のプール活動には監視役設置」 のお達しがありました。 当時の職員からは「無理!」「難しい!」という声もあがりましたが、サン・ベビールームではその時から監視役を置くようにしてきました。 理由は、厳しい基準に合わせた方が間違いが起きにくくなるためです。
プールや水あそびは、一定の時期にしか行われないもの。 お子さんたちは珍しい活動にテンションが上がり、突飛な行動に出やすくなります。 それに、そもそも水の事故は普段から多く聞かれるもの。 5cmの水溜まりがあれば、お子さんは窒息します。 水があると滑りやすくなり、水に足が取られることもあるなど、足元が不安定になり転倒しやすくなります。
そうした事故を防ぐために必要な「監視役」。
でも、夏というのは、大人も体調を崩しやすく、パートさんの出勤日数が減り、常勤職員も休みを取りますから、人手が不足する時期でもあります。
そうしたことからなのか、今夏になって近隣の園からは「水あそび、やめました」という声も聞こえてきました。 お子さんたちの人権尊重の認知が進んだことはとても嬉しいことですが、多様化の社会と言われる昨今、日々、様々な事柄に対して試行錯誤するご時世だなぁと感じています。
そんな中にあっても、お子さんたちの「より良い」に前向きに取り組んでいる保育者の皆さんには、園長として嬉しくも有り難くもあり、そして頭が下がります。(手前みそですみません)
と、前置きがとてもとても長くなりましたが・・・
さて!
サン・ベビールームの夏の風物詩の二つ目、
すいかさわり&すいか割り~
今回は、職員の一人が、山形の大きなスイカを持ってきてくれました。 調理員が園庭のたらいに氷水で冷やしてくれたすいかをひよこ組さんとうさぎ組さんは
「つるつる~」 「おおきいね~」 という保育者の声が届いているのかいないのか、「ツンツン」「なでなで」。
きりん組さんたちはラップの芯で作った棒を使ってすいか割り!
「そ~~れ~~~~!」
「えい!」
保育者も「やぁ!」
そして、見事に
スイカさん、割れてくれました!
割れたそばから甘い香りが漂ってきました。
お子さんたちに割ったスイカの提供は衛生的に・・・なので、お子さんたちには購入してきたスイカを調理室でカットしたものを、お子さんたちによって割れたすいかは私たち大人がおやつにおいしく頂きました(^^)
すいかだけでなく、夏に旬を迎える美味しい果物がたくさんありますね。
先日、とあるご家庭から梨をケースで頂き、そちらもみんなでおやつに頂きました。
食欲の落ちていたお子さんがおいしそうに食べてくれたのが印象的でした。
立秋を迎えたものの、まだまだ暑い日は続きそうです。
皆様、ご自愛くださいませ。
Comments